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髪さえ生えれば何でもいい!最新の毛髪治療

公開日: : 最終更新日:2014/06/29 毛髪の最新情報 , , ,

髪が生えるなら何でも良い

男性型脱毛症に悩む方は、いろんな育毛剤・発毛剤やエステ・クリニック等を利用して試していますね、中には「昔から言われている」髪に良いと言われる説に翻弄されて食生活から生活習慣まで改めている方もいるでしょう。

ここまで来て良い結果が出ると良いのですが、結果が出ないと「一体何が薄毛や脱毛に効果があるのか?」わからなくなりませんか、世の中には溢れるばかりの情報や商品が揃っているので男性型脱毛症にお困りの方には悩みはつきません。

結局「髪さえ生えればなんでもいい!」というのが正直な気持ちで、そこには「根本的に解決したい」願望があるのでしょう。

ここでは科学的な根拠を元にして男性型脱毛症(AGA)に最も効果のある最新の毛髪治療に関する情報を集めてみました。

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現時点での科学的根拠による男性型脱毛症の療法とは

現地点では有名な薬品会社や化粧品会社の育毛剤や発毛剤が有り、さらに無名ではあるが世間では密かによく売れている育毛剤や発毛剤がるのも事実です。

そして、いまでは育毛・発毛支援するサロンもありますし、医療機関でも皮膚科や発毛クリニックにおいて医学的な治療もできるようになりました。

ここでは大まかに現地点で「最も効果のある脱毛に関する毛髪治療」についてまとめてみました。これは科学的な判断での現段階の評価ですので、個人レベルでの脱毛症に当てはまることも有りますが、例外もあることをご承知ください。

最も効果のある脱毛に関する毛髪治療

現段階での有効な毛髪治療の手段には

  1. 外用療法
    代表的なものは塗り薬の「ミノキシジル」が挙げられ有名なのは商品名「リアップ」です。その他塩化カルプロニウムやアデノシン・t-フラバノンなどを主成分とした男性用育毛・発毛剤など。

  2. 内服療法
    現段階で国内での服用薬には「フィナステリド」を配合した飲み薬商品名「プロペシア」です。その他「フィナバルド」「フィナロ」などは輸入も出来る。

  3. 毛包移植
    自毛植毛治療のことを指します。国内での植毛治療には「自毛」と「人工毛」の植毛治療が有りますが、欧米では「人工毛植毛」は禁止されています。

  4. カツラ(ウィッグ)・増毛
    男性型脱毛症(AGA)の治療として「カツラ」は本来毛髪治療の枠には属さないものですが、患者自身の精神的な安定を求めるには「カツラ」は有用で「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」の向上には役立つ。

  5. 近未来の毛髪治療
    毛髪の再生研究は現段階ではサイエンス的にもビジネスにおいても非常にホットな市場ですので、手に入りにくい情報ですが、未来のことではなく近未来には発表されます。

  6. 1から4までは現地点での科学的根拠での効果のある情報です。5の近未来毛髪治療に於いては以下で説明します。

医学会が勧める「男性型脱毛症診療ガイドライン」とは

日本国内の皮膚科学会と毛髪科学研究会の共同事業として、現段階での毛髪治療においてのガイドラインが提示されています。

推奨 推奨治療の評価 治療内容
強く勧められる ミノキシジルの外用(男性5%・女性1%)
フィナステリド内服(男性のみ)
勧められる 自毛植毛術
C1 考慮してもよいが
十分な根拠がない
AGAの塩化カルプロニウムの外用とに医薬部外品・化粧品の育毛剤の外用
(t-フラバノン・アデノシン・サイトプリン・ペンタデカン・ケトコナゾール)
C2 根拠がないので勧められない AGAの医薬部外品・化粧品の育毛剤の外用(セファランチン)
行わないよう勧められる 人工毛植毛術
女性のフィナステリド内服

男性型脱毛症を根本的に治す最も効果のある診療とは

上記の男性型脱毛症診療ガイドラインにおいて[A]と[B]の推奨度が最も効果的な今現在の毛髪治療法で脱毛には有効です。

医師会から「強く勧められている[A]」ミノキシジルとフィナステリド治療

フィナステリド改善効果

プラセボとは二重盲検比較試験での偽薬のことで、3つに分けたグループの被験者のひとつに与えた。

[A]の「ミノキシジルとフィナステリド」を使った外用薬と内服薬を使った併用治療は強く勧められています。
ミノキシジルを使った外用薬として代表的なのが大正製薬の「リアップ」で現在は高濃度の5%溶液配合の「リアップX5(男性用)」も発売され「一般医薬品」として世に出ていますので買い求めることができます。

一方飲む薬と知られているフィナステリドは商品名「プロペシア」として代表的な薬名を知られていますが、医師の処方箋がなければ手に入れられません、これを「医師処方薬」と申します。

このフィナステリドは人のホルモンに関わる薬品になるため、なかなか一般医薬品としての認可は下りにくいのが国内での現状です。

「ミノキシジルとフィナステリド」を使った治療はおもに皮膚科や脱毛症外来のある病院やクリニックで診察を受けなければなりません。診察で男性型脱毛症として診察され20歳以上であれば特別な検査なしでも処方してもらえます。

しかし、残念ながら現時点では「健康保険の適応無し」のために、診察・薬剤費ともに全額実費となる診療になってしまいます。

但し、この治療の効果が現われるまで6ヶ月から一年ほどかかりますので短期間に劇的に症状が改善されることはありえないので、その期間は通院し医師の指示に従ってください。

関連サイト男性型脱毛症の治療薬

医師会から「勧められる[B]」自毛植毛治療

自毛植毛

次にガイドラインでの「勧められる」Bランクに当たる「自毛植毛」については、上記に記載した「ミノキシジルとフィナステリド治療」に該当しない方、すなわち外用薬や内服剤にて男性型脱毛症の改善が見込めない方には非常に有効です。

また、長期に渡る治療を敬遠される方や薬の服用が出来ない方にも最後の砦となることで根本的な男性型脱毛症を改善させることが出来ます。

国内においては「人工毛植毛」もできますが、医師会においては「行わないよう勧める(根拠がないので勧められない)」という[D]ランクとして警鐘を鳴らしています。
これには様々なトラブルの事例が報告されており、現にアメリカでは禁止治療として人工毛植毛は出来ません。

自毛植毛の簡単な特徴とは、自身の自毛を使った植毛なので約90%前後で副作用もなく定着し「移植した毛の毛包は生涯残ります」そして「移植した毛は脱毛しない」事が挙げられます。

男性型脱毛症を起こす男性ホルモンによる「ジヒドロテストステロン(DHT)」の影響は受けません。これにはご自身の毛の種類によって担保でき、通常「側頭部か後頭部」の毛包を移植するからです。

関連サイト期待できる最新植毛とは

医師会の推奨度[C群]クラスについて

ガイドライにおいて、おもに推奨度[C]クラスに属する医薬部外品での育毛剤・発毛剤や化粧品での育毛剤についてなのですが、医師会では以下のガイドラインでの評価を下しています。

推奨度の分類

  • [C1]:行うことを考慮してもよいが,十分な根拠がない。
  • [C2]:根拠がないので勧められない。

同じ推奨度の[C]クラスだけれども意外とランクが落ちると天と地の差があることがわかります。
ミノキシジルを使ったリアップなどは「一般医薬品」OTC(オーバー・ザ・カウンター・ドラッグ)なのでここには属しませんが、チマタで現に売りだされている多くの有名・無名問わず医薬会社や化粧品会社の育毛剤や発毛剤はここに当たります。

医師会では育毛剤や発毛剤の主成分が根拠のある無しのデータを比べてレベル分類をして決定しています。
ですから現時点では根拠のあるデータがなければ当然ランクは変動し、根拠のあるレベルに達すればランクは上がります。

したがって根拠あるデータを元にした「勧められる」男性型脱毛症治療をご自身で選ばなければ、根本的な病状の改善は見込めないと考えなければいけないでしょう。

間違った情報や根拠の無いCMに振り回されて、有効な治療法があるのに遠回りしないように注意してください。

■近未来の毛髪治療の現状

未来の医療

現段階での毛髪治療の医療テーマは「髪の毛の数を増やす」ことが最大のテーマになっています。これは男性型脱毛症(AGA)のみならずケガや病気で毛髪そのものを失った方にも対応できる医療テーマです。

今現在の毛髪治療の流れは「外用療法」からスタートし「内服療法」「毛包移植」「カツラ(ウィッグ)」へと流れて脱毛治療としています。

カツラ(ウィッグ)は治療としての枠に当てはまりませんが、最後の治療手段としての「自毛植毛」においても今の段階では限界があります。
それは後頭部から株分けした毛包を脱毛部へ移植するのですが、総じて言えば「髪の毛が増える」わけではありません。

後頭部の髪の毛包も移植できる数には限界があり、ある一定量を移植すればそれ以上は取ることができません。

そこで考えだされたのが、髪の毛を作る「体性幹細胞」を使った組織の再生医療をテーマにした研究なのです。
この研究はサイエンス的にもビジネスとしても大いなる期待を背負っている研究で、今現在世界中の研究機関で試行錯誤しているところなのです。

未来の医療から近未来の医療として着実に進歩して「失われた髪の毛を新しく生み出す」医療がそう遠くないところまで来ていますので画期的な治療法も確立するでしょう。

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  • 個人輸入には使用する薬剤に対して「輸入する医薬品の詳細、使用法や効果・効能、副作用等の知識」を十分にお持ちであることを前提に利用するのがベストで安心です。

    国内での医療機関で一定期間診療を受け、効果が見込めると判断されれば自己負担全額などの診療費や薬剤費のコストを少なくとも落とすことができ経済的です。

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